• ホーム > 
  •  > タグ:
  • ベランダ
  • 下塗りの大切さを語ります!~桜島くんの塗装解説~
    1. 下塗りの大切さを語ります!~桜島くんの塗装解説~

      「塗替え道場」が配信している「塗替えTV」の動画から「下塗り」についての動画をご紹介します!

      今回の動画は塗装班職長・寺西くんの解説ではなく、はるばる鹿児島からYouTubeを見て入社した桜島くんが解説しますよ!

       

      気になる動画はこちら!

      ↓↓↓

      外壁塗装に必要な下塗り塗装!大切な下塗りの塗装を名古屋市から解説!

       

      ★塗替え道場TVはこのHPの左側にあります!

       

      毎日、配信していますので、ぜひチャンネル登録よろしく~!

       

      塗装する上で絶対必要!下塗りとは?

      今回は下塗りのお話です。

      出演はYouTubeの求人募集を見て就職した桜島くん

      なんと鹿児島から来ていま~す!

      何度か塗装班職長の寺西くんと共演しているのでご存じの方も多いのではないでしょうか…?

      この桜島くんが下塗りについて熱く語ってくれます。

      そしてこの動画を撮った時は

      2019年の夏です。

      とんでもなく暑かった2019年の夏でしたね~。

      汗水垂らして塗装をしている職人をご覧ください!

      見ているだけで暑そう…。

      ベランダはもうハケ取り済みなので、ここに下地剤を塗っていきますよ。

      塗装は3回塗りをします。

      下塗り・中塗り・上塗りの3回です。

      下塗りに接着剤の役割を果たすSDサーフエポというサイディングボードに使用する材料を塗ります。

      クラックと呼ばれる細かいひび割れも埋められるので、補修もできるものです。

      伸びが良く、トロトロとした水っぽい材料。

      これを使用して下塗りをしていきます。

       

      ベランダの塗装で解説

      ベランダですが、上から順番に下に降りてきています。

      外壁を塗るのですが、既にハケ取りは済ませているのでローラーを使用して塗っていきますよ。

      とは言え、壁の上までは手が届きませんので脚立を使用して、上部分を塗り、下にさがります。

      上を塗って、脚立降りて下を塗って、横にスライドして上を塗って、脚立降りて下を塗って…。

      このように動くと時間がかかり効率が悪くなりますので、手が届かない範囲を先に脚立に乗って全部塗り、脚立を使用してないでできるところを一気に全部塗る方が早くできるそうです。

      確かに上ったり下りたりしていると時間がかかりそうですよね~。

      そして塗装する職人により、やり方も違うので人それぞれだそうです。

      では、塗っていきましょう!

      まずはたっぷりとローラーに材料を付けます。

      滴るくらい付けて、缶の中でよく切るといいそうです。

      垂れるようならば振って余分な材料を落とします。

      塗る時は、壁の真ん中に置いて均等にするために両サイドと上下に広げていきますよ。

      いきなり上から塗ると、上の部分に材料が溜まってしまうのでダメです。

      上が濃くて、下が薄いということになってしまうので、均等になるよう目線の辺りから広げます。

      何も考えずに塗っていると軒天(天井部分)に付いてしまうので、ローラーの向きを変えて横に動かしたりするそうですよ。

      軒天は壁とは違う材料を使用していますので、うっかり塗ってしまわないように注意が必要です。

      色は一緒ですが、やはり塗ると違うそうなので、分かってしまいます。

      同じ白でも良く見ると違いが出ますので、気を付けて塗っているそうです。

      かなり伸びる材料なのでスムーズに塗っていますね。

      けれど、伸ばし過ぎるのもダメ

      伸びるからといって塗ると、だんだん材料が少なくなり透けてしまいます。

      これは材料が足りない状態なので、きちんと塗れるように材料を付けながら塗っていくのがポイント。

      たっぷり材料が付いていると塗った時にヌチャーと音がします。

      逆に材料が少ないとジャリジャリとした音に。

      音でも見極められますので、音を聞いて判断したりもします。

      手だけ動かせばできるわけではないのですね。

      お見事です!

      このような下地処理が一番大事なことなので、手は抜かずきっちり行っていきます。

      この上から色を(中塗り・上塗り)塗っていきますが、持ちも変わるので本当に下塗りは大切な工程です。

      横から見て、材料が溜まっているところを伸ばしてムラをなくしていきます。

      その場合は材料が付いていない状態のローラーで伸ばすといいそうですよ。

      塗っていくと下に材料が溜まりがちですので、ここもきっちり切って、均等になるように均していきましょう。

      下の方を塗る時はまず、一番下の部分を塗ってから上を塗ります。

      そうすると均等に塗れます。

      ローラーを上から下ろしてくると、どうしても下が薄くなってくるので、まず下を塗ることで防止できるのです。

      そして塗っていると巣穴と呼ばれる、塗れていない所ができます。

      その場合はもう一度上から塗ってきっちり隠していきましょう。

      いろいろなテクニックがあり、ただ塗るだけではないので塗装は奥が深いですね!

       

      細かい所もきちんと塗ろう!

      さて、壁をずっと塗っていましたが、隣との境戸の隙間などはどうするのでしょうか。

      ローラーが入らない所は全部ハケで塗ります!

      細かい所もきちんと塗ってこそ、ですよね。

      よくこのような所を下塗り省いて、上塗りして完成させる業者がいるのですが、それはダメ

      下塗りは全部塗らないといけません。

      そういったところも手は抜きませんよ。

      そして塗り始める時は、養生をもう一度しっかり押さえてから塗ります。

      ガラスサッシの周りなどは塗料が入り込みやすいので、もう一度押さえてから塗りましょう。

      たっぷり材料が付いたローラーをいきなりサッシ側にくっ付けると入り込みやすいです。

      少し開けて、塗りながら伸ばします。

      気を使いながら、テクニックを駆使して塗っているのでさすがプロ!と思う仕事ぶりですね。

      素人考えだと、端から順に塗っていくのかと思いますが、キレイに塗るにはさまざまなテクニックでやっていきます。

      この下地が養生を潜って入ってしまうと、全部手直し

      それの方が大変な作業ですので、そうならないためにも考えながら塗るのです。

      さすがです!桜島くん!

       

      塗りにくいところを上手くぬるコツ

      ローラーはただ動かしているだけのように思いますが、塗りにくいところを塗る時は向きを変えて行っています。

      動かすだけで簡単にできそうだと思いがちですが、これは結構大変なのですよ。

      ムラが出ないように塗らなければなりませんので、目で見て、音を聞いて、動かします。

      力が加わりやすいのはローラーのの部分です。

      右側が軸ですね。

      どうしても力が入るところはたくさん付きますので、持ち方を変えて軸が左に来るように持つとムラがなくなり均等に塗れます。

      右から左に移動する場合は、右側がたくさん塗れているので左から右に移動する時にローラーを持ち変えるとムラなくできるのです。

      これは、テクニックですね!素晴らしい!

      さて、順調に進んでいっていますが、奥まったところはやはり奥から塗っていくのがいいでそうですよ。

      塗ったところに体が付いてしまったりして、塗りにくいので塗る順番も大切です。

      そしてベランダに付き物といえばエアコンの室外機

      こういったものもできるだけ前に出して、見えない部分もしっかり塗りますよ。

      本当に仕事が丁寧ですね。

       

      丁寧な仕事をしてこそ職人だと思います

       

      桜島くん、良いこと言いますね~。

      塗れているかを音で判断したり、目でしっかり見たりと思った以上に塗装は大変です。

      次に塗るものを考えながら効率良く行っています。

      現場毎に塗り方を変えて、瞬時に色々と判断しながらやるのですね。

      やはり経験が大事!

       

      現場を重ねて成長していく

       

      また良いこと言いました~!

      しかし、この日は本当に暑い夏の盛りでした。

      塗装現場は過酷ですね。

      本当にお疲れ様でした~!

       

      次回は「塗装技能士」についてご紹介します。

      塗装職人って誰でもなれるの?

      資格が必要?

      知られざる塗装職人の世界をご紹介していきま~す。

      お楽しみに~☆

       

      また見てね~。

       

    2. 雨漏り原因はベランダ・バルコニーの笠木かも?!シーリングで防水処理をしよう!~名古屋の塗替え道場はシーリングもやります!~

      台風による被害が大変多い季節です。

      大雨・強風による雨漏りも多発していますね。

      屋根などに穴が空くような雨漏り被害は見た目ですぐ分かりますが、部屋に雨漏りしてきて「どこから漏れているのか分からない」という状況はありませんか?

      壁やサッシは大丈夫なのに雨漏りしてくる、という時は“アレ”から雨水が侵入しているかも!

      今回は意外な雨漏り原因をお伝えします。

      気にしたことがないあの場所を、ぜひ確認してみてくださいね。

       

      ベランダ・バルコニーから雨漏りしている時はここを疑え

      確かに雨漏りしているのだけど、どこから漏れているのか分からない

      壁がしっとりしていて雨漏りしているような気がするけど、窓は何ともない

       

      こんな症状ありませんか?

      どこから雨水が侵入しているのか分からず防ぎようがない、そんな状況が続くと壁や躯体が傷み、家屋が大変なことに!

      雨漏りは放っておくわけにはいきません。

      では、この雨漏りは一体どこから?

      窓も壁も異常がなければ、ここを見て欲しいという場所があります。

      まず、雨漏りしている部屋の上の階はなんでしょうか?

      やっぱり部屋ですか?

      もしかしたらベランダやバルコニーではないでしょうか。

       

      でも、ベランダ・バルコニーの床は見た目に異常がなく雨漏り要素はないけど…

       

      そんな時は“ここ”を見てみてください。

      それは手摺や腰壁の上にある笠木です!

       

      笠木はこんな場所にもある!

      え?笠木とは?

       

      あまり耳にしたことがないものかもしれませんね。

      笠木というのはベランダ・バルコニーの手すり壁の上を覆っている仕上げ材のことをいいます。

      他にも塀、パラペット(屋上などの立ち上がり部分)、室内にもあり階段の手すり壁やキッチンの腰壁などです。

      材質はいろいろあるのですが、ベランダ・バルコニーに多いのは金属製の笠木がよく使われます。

      室内は木製が多いですね。

      塀などはセメントやモルタル製がよく使われていますよ。

      何のためにあるのかというと、1つはデザイン性

      カラーもいろいろありますので、建物に合わせたオシャレな外観にすることができます。

      室内の笠木は主にデザイン性にこだわったものが多いのですが、塀・ベランダ・バルコニーは機能重視です。

      デザイン性も重視していますが、塀の笠木はブロックの落下防止という役割を持っています。

      ベランダ・バルコニーの笠木は実は雨漏りを防ぐ、という役割があるのですよ。

      雨水が手すり壁の内部に侵入することがあるのですが、それを笠木が防いでいます。

      直接、雨風の影響を受けるベランダ・バルコニーはそれだけ雨漏りしやすい箇所で、しっかり防水処理をしておかないと建物を傷めてしまうのですよ。

      つまり、笠木がなければ雨水がどんどん入り込んで雨漏りをしてしまう!

      それを防ぐために、笠木はとても役立っているのです。

      雨水で湿った木材は白アリの絶好の餌食に。

      白アリは湿気のある木を餌にしますので、どんどんかじられていきます…。

      もちろん強度も耐久性下がりますね。

      侵入した雨水も室内に壁を伝って入ってきますので、雨漏りもしてしまいます。

      これは木造の建物の場合です。

      では、RC構造(鉄筋コンクリート)ではどうでしょうか。

      クラックと呼ばれるひび割れが起こりやすいのがコンクリートのデメリットで、そのクラックから雨水が染み込み…。

      中の鉄筋を錆びさせてしまうのです!

      そうなるとコンクリートの強度は下がりますので、建物として致命的ですね。

      木造でもRC構造でも雨漏りは放置するわけにはいかないのです。

      雨漏りを見つけたら、早急に補修をしないといけませんよ。

      一刻も早く、業者に依頼をしましょう!

      腰壁などに乗っているだけの笠木はどこから雨水が侵入してくるのでしょうか?

      それは笠木の取り付け方と形が関係してくるのです。

       

      シーリングで防水処理をしよう

      笠木は壁の上に乗っかっているのですが、壁にピッタリくっ付いているわけではありません。

      湿気や雨水を吐き出すために空間があります。

      建物は呼吸をしているので、あちこちに穴が空いていたりするのですよ。

      例えばサイディングボードなどはボードとボードの間は隙間があります。

      外壁塗装の時、その隙間を埋めて欲しいと言われる方がいますが、塗料で自然に埋まってしまう隙間以外は基本、埋めません。

      ある程度、隙間がないと湿気などがこもってしまい建物によくないのです。

      それと同じように笠木も隙間があります。

      必要な空間なので、無理に埋めようとしなくても大丈夫ですよ。

      その隙間から雨水が侵入している、というわけではありません。

      ではどこから入り込んでいるのでしょうか?

      空いているところから入らないのなら、どこに侵入経路があるのでしょうか?

      雨水の侵入経路として考えられる場所はいくつかあります。

      まず、笠木と笠木のつなぎ目コーナー部分です。

      つなぎ目を止めているボルト穴もあります。

      初めと終わりの壁に付いた部分、つまり笠木の両端も侵入経路として考えられますよ。

      笠木と笠木のつなぎ目というのは、施工場所のサイズに合わせて複数置いた際のつなぎ目です。

      1つでは長さが足りない場合は2枚使用したりして加工をします。

      そのつなぎ目の部分にジョイントカバーがしてあるのですが、そのカバーが劣化していませんか?

      劣化して穴が空いている、浮いていて隙間があるなどしていませんか。

      そういったところが雨水の侵入経路となるのです。

      そして、コーナー部分ですが、1枚で作ることができませんので2枚を加工して角を作ります。

      2枚を合わせていますのでそのつなぎ目に隙間ができて侵入経路に。

      また笠木を止める際にはボルトを使用していますので、そのボルトの穴が錆びてしまいそこから雨水が入り込む、ということもあります。

      壁の取り合い(笠木の両端)も隙間ができていると侵入経路になりますよ。

      これらの部分に劣化があると雨漏りの原因となるのです。

      もし見つけたら補修をしないといけませんよ。

      ではどのようにするのでしょうか。

      それらの部分はきちんと防水処理を施さないといけません。

      有効手段はシーリングです。

      つなぎ目やボルト穴、笠木の両端などにシーリングをすることで防水できます。

      また、シーリングがされているのに隙間が空いている、ということがあればシーリング自体が痩せたり、取れたりしているのかもしれませんよ。

      すぐにチェックしてみてください。

      シーリングが劣化してダメになっている場合もシーリングを充填し直す必要があります。

      修理は自分でもでき、シーリングそのものはホームセンターで購入して見様見真似でもできないことはありません。

      しかし、場合によっては笠木の交換もしなければならないかもしれませんね。

      そして、部屋に雨漏りしているならばそちらの補修も必要です。

      こういったことを踏まえると、やはりプロに任せた方がいいと思いませんか?

      一時しのぎでシーリングをすることはできますが、そのシーリングもすぐ取れる様な施工では意味がありません。

      上手く充填できず失敗していろんな場所に付いてしまうと、取ることもできなくなってしまいます。

      そうなってから業者に依頼となると逆に高くついてしまうかも…。

      ぜひ、雨漏りの疑いがあったならばご自分で判断せずプロにご相談ください。

      塗替え道場は防水工事も承っております。

      雨漏り診断も行いますので、まずは資料請求・見積りをしてみてくださいね。

      お待ちしておりま~す。

       

       

      次回は「塗装道具の解説」の動画をご紹介します。

      塗装班・職長寺西くんが解説しますよ!

      職人が使用している道具、気なりますよね~。

       

      お楽しみに~☆

    3. ベランダや屋上はウレタン防水がいいの?防水工事の種類を名古屋の塗り替え道場がお答えします!

      秋は水害が多い時期ですね。

      「台風やゲリラ豪雨で雨漏りしないか心配…」と思っている方も多いのでは?

      屋根やベランダ、屋上など防水施工が施されている場所はたくさんありますね。

      防水施工は種類があり、各場所に適した施工があります。

      今回は防水工事の種類をご紹介!

      うちもそろそろ…と考えていた方はまず種類を知りましょう!

       

      防水工事にはどんな種類があるの?

      雨漏りに備えて防水工事をお考えではないですか?

      うちもそろそろかな、と思っているならば台風や大雨の前にぜひメンテナンスをしましょう。

      メンテナンスで防水工事をしなければならない、となったら早めの施工がいいですよ。

      防水工事は主に3種類、ウレタン防水・FRP防水・シート防水があります。

      ウレタン防水とFRP防水は塗膜防水と呼ばれる施工場所に材料を塗る防水工事です。

      シート防水はその名の通り、シートを貼っていくもの。

      工法も材料もそれぞれ違い、費用や耐用年数も違いがあるのですよ。

      施工場所によって適する場所、適さない場所もあります。

      実はDIYできる防水施工もあるのですが、間違えた材料を使用したり、手順を間違えると大変なことに!

      全てやり直しになり、より費用がかかってしまうこともあります。

      そうならないためにも、それぞれの施工方法がどのようなものか、またプロに頼むとなぜ良いのかをご紹介していきますね。

      まずは、一度は耳にしたことがある一般的な防水施工、ウレタン防水からです。

       

      マンションや戸建てのベランダにはウレタン防水

      ウレタン防水は極々一般的な防水施工でマンション・戸建てのベランダ、共用廊下、平らな屋上などに施されています。

      液体状のウレタン樹脂を塗布して、シームレスな防水層を作る、塗膜防水と呼ばれる防水施工です。

      費用も比較的安価であり、施工期間も短いので改修工事などでよく採用されています。

      人が塗るため厚みを均等にするのが難しい、というデメリットがありますが、どんな形状の場所にも施工できる防水施工です。

      そして、この施工は2つの工法があります。

      密着工法通気緩衝工法です。

      施工場所の下地の状態で適する工法が変わってきます。

      1つ目の密着工法ですが、こちらは下地に直接ウレタン樹脂を塗る工法です。

      水分が多い場所には適しません。

      マンション・戸建てのベランダに最適な工法です。

      ケレン(清掃)作業をしてから、プライマーと呼ばれる接着剤を塗ります。

      その上からウレタン樹脂を2回(中塗り・上塗り)塗って仕上げ、更に上からトップコートをかけるのが一般的です。

      トップコートは防水層を紫外線から守る大切なもの。

      メンテナンス時にはトップコートを塗り替えるだけで防水層を長持ちさせることができます。

      自分で材料を買ってきて塗る、ということが密着工法は実はできます。

      しかし、人の手で塗るため熟練職人でないと難しい!

      失敗して材料も無駄になり、結局業者に依頼する、となったら費用もとてもかかりますよね…。

      プロに頼むのをおすすめします。

      2つ目の通気緩衝工法は、水分が多い場所にも施工可能です。

      屋上などに適しています。

      こちらもケレン作業をしてプライマーを塗るところまでは同じですよ。

      その後、通気緩衝シート(湿気や水分を逃すシート)と脱気筒を取り付け、上からウレタン樹脂を塗っていきます。

      トップコートも密着工法と同じく塗ります。

      耐用年数はトップコートを5年起きに塗り替えることで10年ほど。

      10年持つフッ素のトップコートもありますので、業者に相談してみましょう。

       

      丈夫で長持ちFRP防水

      ウレタン防水と同じく塗膜防水のFRP防水。

      RRPとは繊維強化プラスチックス(Fiber Reinforced Plastics)の略称で、衝撃性に強く、塗膜なのでシームレスに形成できて仕上がりがとてもキレイです。

      なんといっても丈夫!

      その強度を活かして屋上駐車場にも使われ、ベランダ・バルコニーの床やバスタブ、ボートなど様々な場所に施工されています。

      木造・鉄の下地には適しませんのでご注意ください。

      また、塗膜の効果速度が速いので工期が短いのが特徴です。

      乾燥が必要なので、天候に左右されますが1~2日程で完了!

      しかし、FRP防水はプラスチックゆえ、紫外線に滅法、弱いです。

      トップコート必須ですよ!

      こちらもウレタン防水と同じように5年ほどでトップコートを塗り替えましょう。

      防水層の寿命は10~12年ぐらいです。

      しっかりトップコートで保護をしておけば、劣化が早まることはありませんので5年目安でメンテナンスをおすすめします。

      これをサボると防水層まで劣化が進み、再施工になることも。

      費用、期間もかかってきますので、メンテナンスはしっかり行いましょう!

      また、これもウレタン防水と同じですが10年持つフッ素のトップコートもありますので、施工場所の日当たりなどを考えて、業者に相談してみてくださいね。

      ちなみにFRPは材料の配合が難しいためDIYはおすすめできません。

      プロに任せてくださいね。

       

      屋上にピッタリ!シート防水

      短期間で工期を終えることができる防水はもう1つあります。

      シートを貼っていくシート防水で、主に屋上に使用されていますがご存じですか?

      こちらのシート防水も工法が2つ。

      密着工法機械固定工法です。

      その名の通り、密着工法は下地に密着させる工法。

      ケレン作業とプライマーを塗布したら、シートを貼っていきます。

      塗膜防水と違い、シートを使用しますので下地が平らでないとできません。

      また、水分が多い場所は適しません。

      ピッタリとシートを貼りますので、通気性がないため下地の影響を受けやすいのです。

      膨れやめくれといった劣化の原因となります。

       

      うちの屋上は水はけが悪くて濡れているからできないなぁ…

       

      そんな時は、機械固定工法がおすすめ!

      機械固定工法は固定ディスクと呼ばれる金具で防水シートを固定する工法です。

      脱気筒で水蒸気を逃すことができますので、下地の影響を受けにくい。

      下地の条件が悪い場合は機械固定工法で施工しましょう。

      風圧の影響を受けやすいというデメリットがあるのですが、シートを固定する金具の数がきちんと決まっています。

      信用のおける業者にしっかり、施工してもらうようにしてくださいね。

      金具の数をごまかされ、「シートがめくれてしまった!」ということがないように。

      耐用年数は13~15年ほどです。

      塗膜防水と比べると、少し長い寿命です。

      施工場所の環境などによって変わってきますが、メンテナンスをしっかり行うことで長持ちさせることができます。

      屋上にはめったに行かないから劣化に気づかなかった、ということがないように年に一度ぐらいは目視による確認をしてみましょう。

      シートですので、鳥害(鳥による突っつきなどの被害)や異物が当たって穴が空く、ということもあります。

      見つけたらすぐに補修を!

      雨漏りの原因にもなりますので、確認してみてください。

      もちろん、シート防水は素人ができるものではありませんので、これはプロに任せてくださいね!

       

      塗り替え道場に防水工事はお任せください!

      塗装を行っている塗り替え道場ですが、腕の良いベテラン防水職人をたくさん抱えております。

      また、塗膜防水は塗る作業ですので、経験豊かな塗装職人が承っているのをご存じでしょうか?

      足場をかけて塗装を行う際に、防水施工もご案内しています。

      費用をかけて足場を組みますので塗装工事だけでなく、他の施工も一緒に行ってトータルメンテナンスでご自宅を守りませんか?

      後日、防水施工をしようと思った時にはまた足場をかけて施工、となります。

      一回で全て終わるように台風・大雨シーズンに備えて、あらゆるところをメンテナンスしてみてくださいね。

      お見積りお待ちしておりま~す!

       

      次回は「吹付タイル」の動画をご紹介です。

      毎度おなじみ塗装班・職長寺西くんが解説してくれます。

      なかなか見られない補修工事をたっぷりお届けですよ!

      お楽しみに~☆

    4. ベランダも雨戸もキレイに!高圧洗浄機で塗装汚れもチョーキングも剥がしましょう!~寺西先生の塗装講座・高圧洗浄偏~

      皆様、こんにちは。

      愛知県・岐阜県・三重県を拠点とする外壁塗装専門店 塗替え道場 です。

       

      「塗替え道場」が配信している「塗替えTV」から、今回は「高圧水洗浄」についての動画をご紹介!

      ご家庭でも使っている方いるのでは?

      なぜ塗装の前に洗浄するのか、使い方も解説します!

       

      気になる動画はこちら!

      ↓↓↓

      痛みが酷い住宅の洗浄はこうする。プロ仕様の高圧洗浄機の使い方解説

       

      ★塗替え道場TVはこのHPの左側にあります!

      毎日、配信していますので、ぜひチャンネル登録よろしく~!

       

      塗装前に行う大事な工程

      今回の現場はトタンの住宅です。

      ここで、塗装前に行う大事な工程をご紹介!

      使用するものは高圧洗浄機で、ホームセンターで売っているようなものではなくエンジンで動く圧力のかかる強力な機械を使います。

      なぜ、洗浄するのか解説していきますよ!

      出演は塗装班職長・寺西くんお一人。

      人気の寺西先生の塗装講座です。

      いつもと違って、長袖のカッパを着ていますね。

      洗浄の時はやはり必要なのでしょうか?

      と、思ったら…。

       

      「動画用です!(キッパリ)」

       

      夏は暑いので、着ないそうです…。

      そうですよね、暑いですから。

      それこそ、熱中症になってしまいますので気候に合わせて、というところでしょうか。

      さて、見慣れないカッパの寺西くんが早速、解説してくれています。

      高圧洗浄機の使用する際には、ただ水をかければいいわけでは無く、注意すべきことがあるそうです。

      今から洗っていく所はモルタルトタンになっている壁で、ちょっと劣化が進んでいます。

      触るとモルタルがポロポロ落ちてくるくらい、ひどい状態です。

      ここにいきなり高圧洗浄機で水をかけるとどうなると思いますか?

      TVでも紹介されているので、高圧洗浄機がどういったものかご存じだと思いますが、水の勢いがとにかく強いですよね?

      当たると痛いくらいの水圧です。

      試しに寺西くんがトタンにかけてみます。

      バシュッ!すごい音が!

      なので、このモルタル壁にやると、穴が空いたり、もっとポロポロと壁が落ちてしまったりしてしまいます。

      このような劣化が見られる場合は、洗浄機のを取り外しましょう。

      すると、水がチョロチョロと出てくるではありませんか!

      なるほど~、水圧をかけずに水をかけるだけにするのですね。

      軽く洗い流すぐらいでOKなので、ザッと洗い流しましょう。

      この壁も上から塗装をするので、まずは洗い流すことから始めます。

      では、トタンはどのように洗うのでしょうか。

      同じようなチョロチョロで汚れが取れるとは思えませんね。

      次はトタンの洗い方です。

       

      汚れも剥がれる!チョーキングもスッキリ

      さて、トタンですがだからそんなに洗浄しなくてもいいだろうと考える人が多いのですが、これは間違いです!

      ここには元々塗装がしてあり、上にホコリや砂など、そして目に見えないゴミも付いています。

      このまま、上から塗装をすると密着が悪くなり、塗料が上手く乗りません。

      なので、強い圧でしっかり洗浄していきます。

      そして、このトタンは前に塗った塗料がチョーキングを起こしていますので、これもしっかり洗い流しますよ!

      チョーキングというのは、劣化現象の1つで触った時に白い粉が付く状態。

      白亜化現象」とも呼ばれ、顔料が粉状になって塗装表面に現れることをいいます。

      動画を見ると分かりますが、なんとなく白っぽい色をしているのが分かりますよ。

      これは、こういう色の塗料ではなく、チョーキングによるものです。

      割とよくある劣化現象なので、自宅の壁もこのチョーキングが現われたら塗り替え時期と思ってください。

      また、耐用年数よりも早くチョーキングが現われたら、施工不良の可能性があります。

      その場合は施工業者に連絡してくださいね。

      保証期間内であれば対応してもらえると思いますよ。

      このチョーキングのトタンは洗浄前にケレン作業を行います。

      ケレンとは錆を削ったり掃除をしたりして、塗装をしやすい状態にすることです。

      これをするのとしないのでは大違い!

      特に鉄部はしっかり行う必要があります。

      錆を削るにはマジックロンを使用。

      マジックロンは他の動画にも何度か登場していますね。

      削り落としがしやすいスポンジのようなものです。

      サンドペーパーでもいいのですが、トタンのような山形になっているところはマジックロンのような弾力のあるものでしっかり当てて擦るといいですよ。

      頑固な汚れも錆もしっかり削れます。

      トタンはつなぎ目のところがが出やすいのですが、マジックロンで擦るとキレイに削り落とせるのでおすすめですよ。

      こんなに擦ったら傷が付いちゃうのでは?」と思いますが、それでいいのです!

      なんと「足付け」と呼ばれる作業方法で、あえて傷をつけるように擦ります。

      鉄は壁と違ってツルツルとした表面なので、塗料を吸い込みません。

      なので、傷つけることによって、その付いた傷に塗料が入り込んで密着が良くなる、という訳なのです。

      ちゃんと考えられた作業なのですね!

      ケレンは足付けも兼ねた作業なので、キレイに仕上げるための大切な工程ですよ。

       

      高圧洗浄機は洗浄力が違う

      では、洗浄開始です!

      威力がすごいです!カメラに水がかかるくらい(笑)

      洗ったところは下の塗料が剥がれてキレイになっています。

      すごいですね!

      本来は壁の洗浄を行う前に破風と樋をするそうです。

      破風は木部なので、あまり高圧だと傷が付いてしまうので先に水を噴射して圧をだしてから、離れて洗浄します。

      素材によって水圧を変えて洗浄するので、一口に洗浄といっても、手間がかかっているのですね。

      樋は割れることはあまりなので、そのまま洗浄してOK。

      バシャバシャとかけて洗浄してください。

      裏にホコリが溜まっていたり、鳥のフンが付いていることもあるのでよく洗いましょう。

      思いっきりかけて洗うと気持ちがいいですね!

       

      ベランダ・雨戸もこれで解決

      塗装の準備として洗浄をすると、紹介していますが実は塗らないものもキレイにしています。

      ベランダの手すりも洗浄していますよ。

      なぜかというと、塗装する際に養生をするのですが、汚れてホコリが付いているとテープがくっ付かないのですね。

      塗っている最中に養生が取れてしまうと、塗料が他のところに付いたりして大変なことに。

      しっかり、養生するためにはテープを貼る場所もキレイにしますが、養生をしない場所は洗わない、という訳ではないですよ。

      土間や通路も実はキレイに洗っています!

      コンクリートはしっかり洗わないと滑って危険なので、特によく洗うそうです。

      この高圧洗浄機を使用すると黒ずんだコンクリートも白くなりますよ!

      このままベランダもキレイにしましょう。

      ベランダの床を洗浄すると砂が出てきましたね。

      これが汚れですね~。

      ここで、1つ注意点。

      ホースを引っ張る時は手すりなどに擦り付けないように!

      ゴムのが付いてしまいます。

      気を付けて持って移動しましょう。

      いろいろなことに気を使っているのですね。

      次は雨戸を洗います。

      雨戸は段になっているので、から当てないと汚れが落ちません。

      たんねんに洗います。

      窓も洗いますので、雨戸を開けて当てていきましょう。

      先ほどの雨戸と同じ要領で下から洗っていくと、窓は室内に水が入ってしまいますので、気を付けてくださいね。

      サッシレールも驚くほどキレイになりますよ。

      年末大掃除がとても楽になるので高圧洗浄機は本当におすすめです。

      このように洗浄力も素晴らしいので、塗装前に行う洗浄はとても重要な役割をもっています。

      これで塗装の仕上がりが格段に上がりますので、もしご自分でDIYする時も洗浄してくださいね!

       

      次回は「雨漏り」シリーズでシーリングについてお送りします。

      台風に備えて、雨漏りを防ぎましょう!

      お楽しみに~☆

       

      では、また見てね~。

    5. 防水施工をする時に知っておきたいこと~パート2~

      防水の種類2つ目

      前回、FRP防水をご紹介しましたので、次はウレタン防水です!

      FRP防水を覚えていますか~?

      耐久性に優れたシームレス防水でしたね。

      今回ご紹介するウレタン防水もシームレスに施工できるので、ちょっと似ています。

      混同しやすいのですが、材料が全然違う別物なのです。

      よく行われている施工なので、きっと知っている方も多いと思いますよ。

      ウレタン防水の魅力を1つずつ、見ていきましょう。

       

      どんな形にも対応!ウレタン防水の魅力

      弾力性も伸縮性もあり、どこにでも施工できるウレタン防水!

      施工法は1つではなく、なんと2つもあるのですよ。

      それがウレタン防水の特徴であり、魅力とも言えます。

      FRP防水と同じようにシームレスに施工ができるので、よく使われるのです。

      聞いたことがある!という方も多いのでは?

      では、ウレタン防水の良さを早速、ご紹介していきますね♪

       

      ウレタン防水の特徴

      防水をする際に良く聞く施工方法と言えば、このウレタン防水。

      身の回りの物にもウレタンを使用している物があるので、知っている方も多いですよね。

      でも、「ウレタンってなんだろう?」って思いませんか?

      よく耳にするのはウレタンスポンジ。

      建築材料ですとウレタンフォームなどが聞いたことあると思います。

      「ウレタン」というのは、樹脂の一種で「ウレタン結合」と呼ばれる化学反応でできています。

      配合方法を変えると性質と見た目の異なるウレタンが作れるのですよ!

      面白いですね~。

      このウレタンは防水だけではなく、塗料や断熱材、接着剤と種類がたくさんあります。

      私たちの生活の中でも、いろいろな所で活躍しているのですね。

      防水材料として使用する場合は、液体状にしたウレタン樹脂を重ね塗りすることで防水層を作れるのです。

      ウレタン防水には魅力が2つあります!

      まず、魅力1つ目は他の防水施工の素材に比べて「価格が安い」こと。

      防水工事の中でも主流となっているのは安価であるから。

      これは嬉しい魅力です。

      安いに越したことはないですから、これならやってみようと思いますよね。

      そして、魅力2つ目は「施工が簡単」であること。

      施工法は2つあります。

      ・密着工法

      ・絶縁工法(通気緩衝工法)

      密着(くっ付く)と絶縁(離れる)の違いで、材料のウレタン樹脂は両方とも使用します。

      何がくっ付いていて、何が離れているのでしょうか?

       

      ベランダには密着工法

      密着工法とは「下地に防水層を密着させる」工法のこと。

      下地にウレタン防水材を塗って、補強材→ウレタン防水材と重ねていきます。

      防水層が厚くなるように塗り重ねる工法です。

      ウレタン樹脂の防水材を直接塗るので、密着というのですね。

      「費用を安く抑えたい」・「早く仕上げたい」という時に適していますよ。

      防水工事を短期間で行うことができるので、こちらを選ぶ方が多いです。

      しかし、下地に直接防水材を塗る工法なので、下地の影響を受けやすいことがあります。

      下地の処理がきちんとされていないまま施工をしてしまうと、ひび割れや膨れと言った現象を引き起こす原因に!

      事前に、下地処理として乾燥を十分させる必要があるので、バルコニー・ベランダなどの防水工事に適した工法です。

      では、乾燥させていないまま施工した場合の不具合はどういう風に出るのでしょうか?

      乾燥させていないということは、塗れた状態に防水材で蓋をすることになりますよね。

      そして、特にベランダなどは直射日光が当たりますので、太陽熱で水分が蒸気となっていきます。

      この逃げ場を失った蒸気が「膨れ」となり結果、劣化に繋がっていくのです。

      「膨れ」とは文字通り、膨れてくることを差します。

      耐久性が低下する見逃せないサインなのですよ。

      この膨れが表れたら再施工などの検討が必要にもなりますので、注意が必要です。

       

      屋上には絶縁工法

      もう1つの施工法は絶縁工法です。

      こちらは「下地に防水層を密着させず浮かせる」工法。

      浮いているので濡れている場所にもできる、ということです。

      下地とくっ付いていない、離れているから絶縁なのですね。

      通気緩衝工法ともいい、通気緩衝シート貼り付けた上に放水材を塗って施工します。

      密着工法より費用がかかるのがネックではありますが、水分が含まれる場所に効果的ですよ。

      膨れが出そうだな、という場所にはこちらの絶縁工法が適しています。

      とはいえ、膨れが出そうな場所など素人には分かりませんよね。

      例えば、「雨漏りをしている築年数の古い建物」などがそれに当たります。

      また、「屋上などの面積が広い場所」などにも適していますよ。

       

      メリット・デメリットについて

      ウレタン防水の魅力のお話をしてきましたが、メリットは何でしょうか?

      魅力は「安い」・「簡単」でしたね。

      それ以外にも良い所があるのですよ~。

      よく使われ、防水施工の中でも主流の方法になっている防水施工。

      その最大のメリットは「樹脂である」、ということなのです。

      ・どのような形にもマッチする

      ・つなぎ目無しのシームレス

      ・トップコートを使用して長持ちさせられる

      この3点が最大のメリットとなります。

      樹脂なので、どのような場所・形にも塗れる、という訳です。

      しかも、「上塗りが何度もできる」、厚みも自由に形成できるため「つなぎ目無し(シームレス)」の美しい見た目に整えることもできますよ。

      そして、トップコートを使用することで15年ほど、長期間の防水効果を保つことができるのです。

      FRP防水と同じようにトップコートを5年目安に再塗装することが長持ちの秘訣となります。

      こんなに良いこと尽くめなんて、「どこかに落とし穴があるのでは?」と思いませんか?

      デメリットも、もちろんあります。

      それは、人の手で行う施工なので「均等に塗ることができない」ということ。

      専用の機器もを使用することもできますが、それでも最小限に抑える程度にしか施工できなにのです。

      やはり膜厚に差が出てしまうのですね。

      そして、「乾燥するまでの時間がかかる」ということ。

      その間は「立ち入り禁止」となりますので例えば、マンションの廊下部分などに施工した場合は歩けません。

      このデメリットは性能を下げるようなものとは言えないので、万能な防水施工ですよね!

       

      注意点とその他

      さて、ウレタン防水は場所を選ばず使用できる、とっても良い施工方法です。

      価格も安く、施工期間も短いのでメンテナンスをする際には、ウレタン防水をすすめられることも多いと思います。

      「安いから~」の常套句で、近寄ってくる悪徳なリフォーム会社が数多く存在しますよ!

      実はウレタン防水はごまかしがしやすい施工方法なのです。

      特に多い手口は「樹脂の量をごまかす」というやり方。

      樹脂量が「㎡辺り何㎏」と施工時に決まっているのですが、もちろん素人には分かりませんよね。

      しかも見ただけでは量が分からないものです。

      この樹脂量をごまかして請求してくる業者が最も多いですよ。

      なので、「ごまかしができる」ということをぜひ、覚えておいてください。

      見た目で判断できませんので、信用できる業者に依頼しましょう。

      ところで、施工時期はいつ頃がいいのでしょうか?

      簡単に見極められますが、何だと思いますか?

      それは期間です。

      10年以上の場合は再施工、5年の場合はトップコートの塗り替え。

      単純ではありますが、これが1つの目安。

      もちろんメンテナンス自体は早めに行った方が費用も抑えられます。

      また、目視で劣化が分かるので、表面の色やひび割れなどを見つけたら、「そろそろかな…」と思ってください。

      雨漏りや膨れと言った明らかな異常があったら、早急に対処が必要ですよ。

      放っておくと、大切な家屋が傷んでしまいます!

      室内でも、雨漏りなどは見つけやすいですから「雨漏りしているかも!」と思ったら業者に依頼をしてくださいね。

       

      次回はシート防水についてお伝えしま~す♪

       

    6. 防水施工をする時に知っておきたいこと

      防水施工をするなら

      防水と聞いて連想するものはありますか?

      プールや屋上、駐車場、自宅のベランダ、屋根と、様々な場所に用いられていますね。

      それぞれの場所に適した施工があり、手掛ける職人も違ってくるのですが防水のことをどのぐらいご存じでしょうか。

      何かを塗ったり貼ったりする、と言うことは想像がつくと思います。

      しかし、この施工がどのように進められているかまでは分かりませんね。

      「いつするといいの?」

      「どの場所にもできるの?」

      「施工費用がすごく高そう」

      「工事に時間がかかるのは困る」

      知りたいことがたくさんありませんか?

      一言に防水と言っても、種類は4つあります。

      「FRP防水」・「ウレタン防水」・「シート防水」・「アスファルト防水」ですが、最初の3つの施工は耳にしたことがある方もいるかもしれませんね。

      よく用いられる工法なので、ベランダなどにも使用される一般的ものです。

      それぞれの防水施工には、特徴、メリット・デメリットがあります。

      知って得する情報や、悪徳業者に騙されないポイントなども交えてお伝えしていきますので、大切な家屋を守るために役立ててくださいね。

      強度と耐水性に優れているFRP防水

      FRP防水という言葉は聞いたことがあるでしょうか?

      ガラス繊維などの強化材・補強材で補強されているプラスチックのことで、「繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)」が正式名称。

      この英語名の頭文字を取って、FRPと呼ばれているのです。

      耐久性と耐水性にとても優れています。

      このFRPに、ポリエステル樹脂に硬化剤を加えたものを混合し、塗膜防水として使用します。

      特徴である耐久性が証明されたものと言えば、富士山気象レーダーの「レーダードーム」にもこのFRPが使われていたのですよ。

      今は役目を終えていますが、約36年間も厳しい気象条件に耐え抜きました。

       

      FRP防水の特徴

      このFRP防水がどこに使用されているのか分かりますか?

      つなぎ目無しの防水効果と車両が乗っても耐えうる耐久性が一番の特徴です。

      かつ軽量であり、耐熱性と耐食性にも優れています。

      この耐久性を活かして屋上駐車場やプールに使用されることが多く、つなぎ目無しで施工ができるため浴槽や船などにも使用されているのですよ。

      施工時に臭気が出るのですが、屋内施工の場合は臭気の少ない環境対応型FRP防水が使用されます。

      浴室などは屋内施工になりますので、臭気が少ないのは安心ですね。

      屋外の駐車場やプールではさほど気にならない臭気でも、一般家屋などではやはり気になりますよね。

      戸建て住宅のバルコニーやベランダにもFRP防水は向いており、こちらも環境対応型が使用されます。

       

      メリット・デメリットについて

      メリットは以下の5つ。

      ・住宅のバルコニー・ベランダに使用される

      ・耐久性がある

      ・防水層上の歩行が可能

      ・繋ぎ目が無い(シームレス)

      ・施工期間が短い

      耐久性に優れいるので防水層上の歩行も可能です。

      なので主にベランダにはこのFRP防水を使用しています。

      住宅の90%以上で使用されている、とても一般的な防水施工です。

      硬化するのがとても早いので施工期間を短縮することも。

      ベランダなどの施工期間は1日で完了することができるのです。

      短期施工できるということが最大のメリットとですね。

      繋ぎ目なしのシームレスに施工できるので浴槽にも向いた施工です。

      見た目もキレイで施工が早い、こんな良い事づくめのFRP防水にも、もちろんデメリットもありますよ。

      以下3点がデメリットになります。

      ・紫外線に弱い

      ・伸縮性がない

      ・施工できる職人が少ない

      原料がプラスチックなので紫外線に弱いのです。

      ベランダなどは紫外線に長時間さらされます。

      やがて劣化していき、ひび割れを起こす原因となるのです。

      また、伸縮性がないため地震などの揺れにも弱いので、ひび割れを起こしてしまいます。

      すぐにひび割れるようでは、防水施工の意味がありませんね。

      劣化を防ぐためには、上から保護目的のトップコートをする必要があります。

      このトップコートをすることまでが、FRP防水の施工となりますよ。

      豊富なカラーバリエーションがあるのでトップコートをすることで外観をキレイにすることもできます!

      しかし、トップコートも永久的に使用できるわけではありません。

      5年に1度ぐらいの頻度で塗り替えが必要となってきます。

      トップコートも万能ではないので、劣化するのは仕方ありませんね。

      美しさや耐久性を保つためにはこのぐらい定期的に行うのがベスト。

      そして、3つ目のデメリットにもありますように、FRP防水施工を行うのは簡単ではありません。

      誰でもできる、というものではなく国家資格である「防水施工技能士」の技能試験に合格した技能士のみが行える施工なのです。

      専門性を要求される資格なので、職人が少ないのが最大のデメリットであるとも言えますね。

       

      注意点とその他

      次は注意点とその他、役立つ情報をご紹介します。

      自宅修繕をしようと思ったら、どこに頼めばいいのでしょうか?

      防水施工をしてくれる会社はたくさんありますが、何を基準に選べばいいか分からないですね。

      知らないで悪徳会社に捕まって騙される、なんてことも良くある話です。

      では、何に注意して施工会社を見極めればいいのか?

      施工を依頼する業者を決める際、ネットで調べたり、自宅近くの店舗に依頼したり、郵便受けに入っていたチラシを頼りにしたり、と方法はいろいろあります。

      業者を決めたらまず最初にすることは、見積りをしてもらうことです。

      その時に見積りでチェックするポイントがあります。

      特に多いごまかしはこちら。

      トップコートの塗り替え作業を、さもFRP防水を最初からやり直すかのような見積もりを出し、法外な金額を請求する業者がいるのです。

      素人だから分からないだろう、とあの手この手で専門用語を並べて言いくるめのが手口。

      これは防水施工に限らず、リフォームの依頼をした時などにも起こりうる事ですね。

      なので、施工内容が本当にFRP防水を施工し直さなければならないのか、トップコートをするだけで良いのかを見極める必要があります。

      そして、いざ工事が始まった時も、行われている作業が防水施工をしているのか、トップコートをしているのかをきちんと見なければいけません。

      しかし、ずっと傍で施工中に監視をしているわけにはいきませんね。

      そういう時は、進捗状況の報告書を提出してもらうといいですよ。

      ごく一般的に行われていることなので、拒まれることはないはずです。

      もし拒まれたら、その業者はあまり信用ができない可能性があります。

      報告書には専門用語も多いので、読んでも分からない場合もあると思いますが、分からないことはどんどん質問をしましょう。

      曖昧な答えが返ってきたり、別な工事を進められたりしたら騙されているかもしれませんよ。

      しかし、トップコートも5年頻度ぐらいで塗り替えなければいけないのは本当です。

      なので、今回の施工は塗り替えで済むかも、と一度疑ってみてください。

      では、どのような状態になると再施工になるのでしょうか。

      実はタイミングは、目視で分かるのです。

      表面が色褪せたり、クラックと呼ばれるひび割れが起きたり、ガラス繊維が見えたりと、明らかな異常が出てきた時はトップコートを上塗りしても効果が得られません。

      防水層を作らねばならないぐらいのひび割れがある場合は、再施工ということになります。

      メンテナンスの方法はいろいろありますので、まずは信頼のおける専門業者に依頼をして、診断してもらいましょう。

       

      次回は「ウレタン防水」の特徴とメリット・デメリットについてお伝えします。

       

       

    ご連絡お待ちしております。お電話でも承ります。塗替え道場フリーダイヤルCall:0120-168-373受付時間【月~土】9:00~19:00【日】9:00~18:00

    ご連絡お待ちしております。お電話でも承ります。塗替え道場フリーダイヤルCall:0120-168-373受付時間【月~土】9:00~19:00【日】9:00~18:00

    ガイドブック請求
    お見積もり
    お問い合わせ