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スタッフブログ

2023/01/12

持ち家の一戸建てで毎月かかるお金はどのくらい?家賃とも比較検証

持ち家の一戸建てで毎月かかるお金はどのくらい?家賃とも比較検証 アイチャッチ

「賃貸か持ち家か」というテーマに関しては、さまざまな意見が交わされています。

どちらにも一長一短ありますしライフスタイルはひとによって違いますので、一概にどちらが正解と言うことはできません。

ひとつの考え方として、毎月かかる費用を比較してみるという方法もあるでしょう。

本記事では、持ち家の一戸建てで毎月かかるお金について取り上げます。

どうぞ最後までお読みください。

 

持ち家の一戸建ては毎月どんな費用がかかるのか

そもそも一戸建て所有に毎月必要な費用には、なにがあるのでしょうか。

「家賃がかからない以上、特に何もないのでは?」と思うかもしれません。

それは半分正解ですが、実は負担がゼロというわけでもないのです。

 

基本的にはローンの返済のみ

一戸建てを住宅ローンを利用して購入した場合、毎月ローンを返済しなければなりません。

一戸建ての場合毎月発生する費用は、基本的にはこのローン返済月額のみです。

マンションの場合には返済に加えて、管理費・修繕積立金・共益費・駐車場代などが必要になります。

しかし一戸建てでは原則としてこういった費用は発生しません。

ただしローンの返済をボーナス併用とした場合、ボーナス月は返済金額が大きくなる点には注意が必要です。

 

ローンを利用せずに一戸建てを購入した場合は、毎月必要なお金は特にありません。

ローンの返済が完了した後も同様です。

購入した一戸建てに生涯継続して住み続ける場合、ローン完済後は住居に関して毎月かかる費用がなくなる点は持ち家一戸建てのメリットでしょう。

 

毎月かかるわけではないが、必ず発生する税金

一方で一戸建てを所有していると、固定資産税がかかります。

固定資産税は毎月ではありませんが、年間一括または3ヶ月に一回支払わなければなりません。

 

財務省 固定資産税の概要

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/149767_08.html

 

固定資産税の金額は、土地・建物の課税標準額に対して1.4%です(※)。

※地方税のため、エリアによっては1.4%でない場合もあります。

課税標準額とは、基本的には土地・建物の評価額です。

ただし住宅用地については特例措置により、評価額から1/6に圧縮された金額が課税標準額となります。

また新築住宅の場合は3年間固定資産税が半額に軽減されます(令和6年3月31日まで)。

 

国土交通省 新築住宅に係る税額の減額措置

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000021.html#

 

さらに市街化区域に該当する場所にある物件については、都市計画税も必要です。

都市計画税は固定資産税と合算で、通知・徴収されます。

都市計画税の金額は、土地・建物の課税標準額に対して0.3%です。

住宅用地の特例措置により、評価額に対して1/3に圧縮した金額が課税標準額となります。

 

課税評価額は、通常は売買価格より3割程度低い金額です。

たとえば土地・建物いずれも1,000万円と評価された場合は、ざっくり以下のような計算となります。

 

土地1,000万円× 住宅用地特例措置1/6 = 166.6万円(A)

建物1,000万円            = 1,000万円(B)

 

固定資産税=((A)+(B))× 税率1.4% × 新築のため減額1/2  ≒ 81,670円

 

なお土地の評価額は、3年ごとに見直されます。

また建物の評価額は、減価償却により毎年下がっていきます。

 

税金以外に発生する費用

持ち家の一戸建てでは、建物や土地のメンテナンスに関してさまざまな費用が必要となります。

 

・屋根や外壁の塗装劣化による再塗装

・電気や給排水設備の故障や劣化に伴う修理・交換

・台風などによる屋根や窓の破損箇所修理

・大きくなり過ぎて手に負えなくなった庭木の手入れを植木職人へ依頼

 

こうした出費は賃貸であればだいたい家主が負担するものですが、持ち家の場合は自分で払うしかありません。

災害による被害は火災保険を請求できる場合もありますが、経年劣化によるものは保険の対象外です。

マンションのように修繕積立金を毎月払わなくてよい一方、いざというときは修理やメンテナンスで大きな金額がかかることを想定しておく方がよいでしょう。

 

一戸建てにかかる費用と家賃を比較

持ち家の一戸建てでは、毎月かかるお金は基本的に住宅ローンの返済だけです。

一方毎月ではないものの、税金などさまざまな費用が発生します。

結局家賃を支払うのと、どちらが得なのでしょうか。

 

全国の平均家賃は75,259円

国土交通省が毎年実施している「住宅市場動向調査」(令和3年度版)によれば、民間賃貸住宅の平均家賃月額は75,259 円です。

共益費の平均月額が5,362 円なので、合計80,621円が賃貸にかかる月額費用の平均ということになります。

もっとも物件の所在エリアやロケーションで、家賃は大きく変わります。

特に東京都内では、8万円の家賃ではワンルームマンションぐらいの広さになってしまうことも多いでしょう。

このため全国平均での単純比較はできないので、上記数字を参考にしたうえでお住まいの地域の家賃相場も確認することをおすすめします。

 

国土交通省 令和3年度住宅市場動向調査

https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000173.html

 

持ち家一戸建てにかかる費用の総額は?

同調査結果によると、分譲戸建住宅の返済金額の平均は126万円/年です。

これをもとに、一戸建てにかかる費用をまとめてみました。

 

 

年額

月換算(年額÷12)

ローン返済

126.0万円

10.5万円

固定資産税(※1)

8.1万円

0.7万円

メンテナンス費用(※2)

10.0万円

0.8万円

合計

144.1万円

12.0万円

※前項で算出した例を引用

※10年ごとに100万円程度の補修などが発生すると仮定

 

あくまで参考値ですが、持ち家一戸建てでは月に換算すると12万円程度の費用がかかることになります。

なお固定資産税は新築の軽減税率を前提としているので築後4年目からは2倍になり、月換算額も7千円程度増えます。

 

単純比較は難しいですが、平均的な家賃に対して持ち家の負担の方が大きいケースは多いでしょう。

ただし持ち家の負担の大部分は住宅ローンの返済です。

住宅ローンの返済が完了すれば、月々の金額は以下の通りぐっと安くなります。

 

 

年額

月換算(年額÷12)

固定資産税(軽減期間後)

16.2万円

1.4万円

メンテナンス費用

10.0万円

0.8万円

合計

26.2万円

2.2万円

 

また取得した土地に一定の資産価値がある場合、必要に応じて売却することも可能です。

平均家賃とローン完済後の持ち家の維持費の差額は80,621円-22,000円≒58,621円ですから、年間703,452円になります。

10年で703万円・20年で1,407万円という金額なので、特に長生きした場合は持ち家の方が負担が少ないと言えるでしょう。

 

まとめ

以上で本記事を終わります。

持ち家一戸建ての場合、毎月かかるお金は基本的に住宅ローンの返済だけです。

しかし毎月かかるものではありませんが、固定資産税や各種メンテナンス費用などは必要です。

一方でローンを完済すれば、負担はぐっと軽減されます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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